2019年4月 7日
H本様のシトロエン C2 VTSのエンジンO/Hです。
この車両は関西方面からお客様が買ってきた
車両ですが、以外と大変な車でした。
インテークマニホールドを止めているスタッドボルト
がおれ、そこからエアを吸い一番のピストンが傷み
シリンダーまで傷めてしまいました。
その修理のついでにバンランス取り、面研、ピストン
コーティングなどを施しました。
エンジン下ろしました。
インテークマニフォールドを止めているスタッドボルトが折れてます。
7本中2本が折れていて、折れてない所もナットが付いてませんでした。
真ん中付近の2個だけで止まってます。
そのせいでエアをすってガソリンが薄くなりピストンが傷んでしまいました。
ブロックも使い物に成りませんでした。
オーバーサイズのピストンが無かったので、他のエンジンのピストンを使う事に。
もちろん重量合わせもしてあります。
ピストンには今流行のフッ素加工をしました。
これでピストンの寿命が格段に延びます。
クランク、プーリー、フライホイール、クラッチカバーは全部合わせてバランスを取りました。
大体1/100以下まで調整してもらいました。
ヘッド面は将来的にハイカムを組む予定なので歪みを取る程度に
研磨してもらいました。
現代の車は余りポートを加工しないのですが、ちょっとだけ磨きました。
もうちょっと磨いて終わりにします。
これらを組みこんで完成です。
後はオーナーさんに鍛えてもらいましょう。